お子様の成長を祝う特別な行事、七五三。
七五三で装うお子様の服装には、これといった決まりはありません。
だからこそ、
「何を着せてあげたらいいの?」
「何を着るのが正解なの?」
と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
本記事では、
・お子様の七五三では洋装・和装どちらの割合が多いのか?
・七五三の洋装・和装、それぞれのメリットやデメリット
を紹介します。
色々と迷うことが多い七五三ですが、本記事がお悩みの一助となりましたら幸いです。
七五三|洋装・和装のメリット・デメリット
└ 七五三|洋装のメリット
・ 準備や脱ぎ着が楽
・ 好みのスタイルを選ぶことができる
・ 七五三以外のシーンでも着用できる└ 七五三|洋装のデメリット
・ 七五三らしさが薄い
・ 衣装を決める難しさがある└ 七五三|和装のメリット
・ お参りの特別感がある
・ 前撮りができていない方は当日撮影ができる
・ 祖父母様が喜んでくれる
・ 着物が好きな子は喜ぶ└ 七五三|和装のデメリット
・ 準備やレンタル・着付けが必要で洋装に比べ費用がかかる
・ 着物を着慣れていない場合、長時間の着用が疲れる
・ トイレが大変
七五三のお参り|洋装と和装の割合
七五三のお祝いで参拝に出向く際、お子様が着用する服装は洋装と和装の割合が8:2と言われており、洋装で参拝する方が大半です。
七五三は日本古来から続く伝統的なお祝いごとなので、日本独自の衣装である着物で参拝しようと考える方が多いようです。
でも、必ずしも和装にしなければいけないというわけではありません。
お子様の年齢や性格によって和装・洋装のどちらが適しているか異なりますので、お子様ご本人と相談しながら決めてくださいね。
次章では、洋装・和装それぞれのメリットとデメリットを解説します!
七五三|洋装・和装のメリット・デメリット
七五三のお祝いで神社へ参拝する際の服装は、洋装・和装のどちらでも構いません。
どちらにしようか迷っている方は、洋装・和装のメリット・デメリットについて解説するので、参考にしてみてくださいね。
七五三|洋装のメリット
七五三のお子様の洋装は、男の子の場合はスーツ、女の子の場合はフォーマル感のあるワンピースなどが一般的です。
神事にふさわしい、落ち着いた色合いや上品な装いを心がけましょう。
洋装のメリットには、
・準備や脱ぎ着が楽
・好みのスタイルを選ぶことができる
・七五三以外のシーンでも着用できる
などがあります。
それぞれ詳細を解説します。
準備や脱ぎ着が楽
洋装の一番のメリットは、購入などの準備から、脱ぎ着や持ち運びが楽な点です。
洋服そのものはもちろん、和装のように草履ではなく終始靴で移動できるため、着ている本人も楽ちんで疲れにくいでしょう。
好みのスタイルを選ぶことができる
洋装は和装に比べてバリエーションに富んでおり、お子様の個性や好みに合わせたスタイルを選ぶことができます。
ドレスやスーツなどお子様が好きなスタイルにすることで、参拝に対する意欲やモチベーションを高めご機嫌でお祝いできるでしょう。
七五三以外のシーンでも着用できる
洋装は着用できる機会が多く、七五三の後も、発表会や結婚式といった特別なイベントなど、他の場面でも活躍することがあるでしょう。
七五三|洋装のデメリット
メリットが多い洋装ですが、少なからずデメリットも存在します。
洋装のデメリットには、
・七五三らしさが薄い
・衣装を決める難しさがある
などがあります。
詳しくみていきましょう。
七五三らしさが薄い
七五三は日本の伝統行事であり、和装は日本の文化的な背景と密接な関係があります。
洋装は、伝統的行事に馴染みが薄いため、特に祖父母様世代や親戚の方々には和装が好まれることがあります。
ご年配の方が同席される際には、あらかじめ洋装にする理由をひと言伝えておくと、当日気持ちよくお祝いできるでしょう。
「七五三らしさを出したい!」という方には和装がおすすめです。
衣装を決める難しさがある
洋装はバリエーションが多い一方で、和装のような明確なルールや規定が存在しません。
そのため、お子様の洋装を選ぶ際には、適切なスタイルやサイズ、デザインを選ぶ難しさがあるかもしれません。
ネットやインスタなどで七五三の洋装についてリサーチすると、大体の傾向がつかめるのでおすすめですよ。
七五三|和装のメリット
七五三の和装は、男の子の場合は、「羽織袴」が定番ですが、昨今は3歳の男の子は「被布」を着用することが増えてきました。
男の子のは5歳だけという地域もあるため、3歳と5歳の両方お祝いをするのか、5歳に1度だけお祝いするのか、ご家族で十分話し合ってくださいね。
一方、女の子の場合は、3歳の七五三では「被布」を着て「兵児帯(へこおび)」を付け、7歳の七五三では「四つ身」という子ども用の着物に「大人と同じ帯」を締めるのが一般的です。
和装のメリットには、
・お参りの特別感がある
・前撮りができていない場合は当日撮影ができる
・祖父母様が喜んでくれる
・着物が好きな子は喜ぶ
などがあります。
詳細をみていきましょう。
お参りの特別感がある
古くから伝わる日本の伝統行事に、着物で参加・参拝することの特別感は格別です。
おめでたいお祝いごとがさらに華やかになりますよ。
神社の参拝中でも、見知らぬ方が「おめでとうございます」と声をかけてくれたり、お子様も『お祝いしてもらっている感』をより感じやすいでしょう。
前撮りができていない方は当日撮影ができる
お子様やご両親の都合で、前撮りができないこともあると思います。
そんな折には、着物で参拝する前に、当日撮影をすることが可能です。
着物を何度も着用するのは意外と大変です。着物の着付けが1回で済む当日撮りもおすすめですよ。
特に体力のあるお子様の場合は、着物の着用を1回にして当日撮影・参拝というコースも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
祖父母様が喜んでくれる
和装を好まれるご年配の方は多く、涙を流して喜ばれる方もいるほど。
特に一緒に参拝に参加し、お祝いしてくれる場合は「おばあちゃん・おじいちゃん孝行できた」と感じる方が多いようです。
事前にさりげなく服装について話し合っておくと、過度な期待や期待外れということもなく、楽しくお参りができるでしょう。
着物が好きな子は喜ぶ
男の子は武士のように格好よく、女の子は色鮮やかな日本のお姫様のようにきれいな七五三の和装。
和装を着用することでテンションが上がり、ニコニコ参拝してくれるお子様もいらっしゃいます。
衣装を決める際は、
・和装の格好よさ、かわいさ
・和装の着付けや着用の大変さ
などについてお子様と十分に話し合って、納得できる服装を選んでくださいね。
七五三|和装のデメリット
七五三で和装を着るデメリットは、
・準備やレンタル・着付けが必要で洋装に比べ費用がかかる
・着物を着慣れていない場合、長時間の着用が疲れる
・トイレが大変
などです。
お子様の身体的な負担にも関わるところなので、服装選びは慎重にしましょう。
準備やレンタル・着付けが必要で洋装に比べ費用がかかる
和装は日常的に着用しない方が大半で、洋装に比べて準備〜費用まで負担が大きくなります。
写真館やレンタル衣装屋、呉服店などで衣装を調達し着付けをする必要があり、レンタルにしても購入にしても費用がかかります。
しかし、もし代々受け継がれている着物や、親戚などから貸してもらえる着物がある場合は、この手間や費用は不要です。
また、着付けをお母様やお祖母様などにしてもらえる場合は、着付けしてもらうお店を探したり着付けに発生するお金は必要ありません。
できるだけ準備が簡単で、費用がかからない方法を探してみるのがおすすめです。
着物を着慣れていない場合、長時間の着用が疲れる
大抵のお子様が普段から和装されているということはないでしょう。
特に3歳の七五三では、初めての大きな行事・着物の着用となる方が大多数なので、着付けから参拝までのスケジュールをできる限り時間が少なくなるように組み、お子様の負担を減らしてあげてくださいね。
年齢が小さいうちは、お子様の性格や体力に大きな差がありますので、お子様の普段の様子から「和装できそうかどうか」をご両親間でよく相談しましょう。
トイレが大変
男の子も女の子も着慣れない袴や着物でのトイレは大変!
3歳さんの七五三などトイレトレーニング中のお子様やトイレが心配なお子様は、オムツを履いてもよいでしょう。
神社の中には和式のところもあるので、早め早めにトイレに行くようにしましょう。
着付け前・移動前・お参りに前にトイレに行っておくと安心です。
着崩れなどが心配な場合は、着付け師さんにトイレの行き方やトイレ後の直し方などを教えてもらいましょう。
七五三の参拝は洋装でも和装でも大丈夫!お気に入りを着て参拝しよう
七五三の参拝時の服装には決まりがありません。
お子様の好みや体力、ご両親さまの希望などを考慮して、洋装か和装かを決めましょう!
阿部写真館では、神社へ参拝する際に着用する着物のレンタルも行っております。
当写真館で七五三の前撮り撮影予定の方や前撮りをされた方は、当日の着物レンタルが半額になる『お出かけパック』をご利用いただくと大変お得です。
もちろん、七五三の参拝当日に、記念写真を撮ることもできますので、お気軽にご相談ください。
実際に袴や着物を合わせることができる、『衣装相談会』も実施しておりますので、ぜひご利用くださいね!